volatility3 ubuntu 22.04.2 LTS へのインストール
Volatility(https://github.com/volatilityfoundation/volatility3)はメモリダンプを解析するためのフレームワークである.
元々python2で書かれたvolatilit2が主流であったが,2019年にpython3に対応したvolatility3がリリースされ,
現在はvolatility3へのプラグインの移植が行われている.
開発上に抱える問題があったこととpython2のサポートが終了したために,
python3に移行しているがvolatility3で扱えるlinuxメモリ解析のためのプラグインは未だ圧倒的に少ない.(2023/05/28 現在)
しかしながら,volatility2はLinuxカーネル4.4までしか対応していないため,現行のLinuxメモリ解析のためにはvolatility3を使わざるを得ない.
volatility3のインストール
githubのvolatility3のページを参考に,
Ubuntu 22.04へのインストール例を次に示す.
ubuntu 22.04.2 LTS へのインストール
$ sudo apt update # updateの確認 $ sudo apt install python3-pip git build-essential libssl-dev libffi-dev libsnappy-dev # 必要なパッケージのインストール $ git clone https://github.com/volatilityfoundation/volatility3.git # volatiltiy3の取得 $ cd volatility3/ $ pip3 install -r requirements.txt # volatility3の実行に必要なpythonモジュールの取得 $ python3 vol.py -h # テスト実行
githubのvolatility3のページにあるように,
setup.py
を利用するとpython3のモジュールとしてvolatilityがインストールされ,volコマンドとしてパスが通る.